【あの頃のクラロワリーグ #2】半年で最弱からMVPまで這い上がった1人の韓国選手の軌跡【Ho】
過去のクラロワリーグ(CRL)を、ヘビーリスナー(2018、19のほぼ全試合をリアタイしていた)の筆者が語っていくコーナーです。
特定の試合にフォーカスするかもしれないし、1人の選手について1シーズン分フォーカスするかもしれません。
(今回は後者です)
今回の注目選手
今回、とりあげるのはKING-ZONE DragonX(以下、KZ)だったHo選手です。
最弱からMVPへ
初期のHo選手は決して強いとは言い切れませんでした。
あえて汚い言葉を使うとすれば、プロであることを疑ってしまったほどでした。
しかしその半年後Ho選手は決勝の1v1で勝負を決め、世界大会への出場を決める選手となったのです。
見どころ
今回は自分が最も印象的だった以下の2つの試合について取り上げていきます。
- 2018年シーズン1 プレイオフ
- 2019年シーズン2 ファイナル(決勝)
見どころ1: 2018 シーズン1 プレイオフ
Ho選手はCRLが始まった2018年の春からプロでしたが、自分が存在を認識したのはそのシーズンのプレイオフでした(試合は1:10:06から)。
X-bow Masterの一強のKZ
当時のKZは強豪で、GameWithに次いで2位という成績でプレイオフを迎えました。
しかしそれはチーム全体というよりは、ほぼX-bow Master選手一人の実績に近いものでした。
X-bow Master選手がセット1の1v1とセット3のbo1を取って勝っていたというイメージです。
緊張
Ho選手は1v1でみかん坊や選手と当たりますが、2試合連続で芝スペルをしてしまいます。
当時のみかん坊や選手は苦手だったメンタル面を克服し、CRLアジアでは最強の存在でした。
みかん坊や選手を相手にした緊張も大きかったと思いますが、自分は「この人、本当にプロなの?」と思ってしまいました。
見どころ2: 2018 シーズン2 決勝
(試合は3:25:10から)
しかしその半年後、自分がそう思ったことを恥ずかしくなりました。
同じ年の11月、シーズン2の決勝で最後の最後に勝って、世界大会出場を決めたのです。
MVP
Ho選手は勝てば優勝・世界大会出場という大舞台で堂々と勝利し、シーズン2のMVPにも選ばれました。
決勝は有観客で行われたのですが、観客のHo選手への歓声も相まって、とても感動的な瞬間でした。
世界大会
Ho選手は世界大会でも活躍していました。
準決勝で優勝チームだったNOVA EsportsのLegend選手と戦います。
結果は負けでしたが最強の三銃士使いと言われていたLegend選手を相手に、三銃士デッキで善戦している姿はかっこよかったです。